畳へりのこと
日本人の生活の中で親しまれてきた畳と畳へり。
その歴史はとても古く、奈良時代までさかのぼります。
まだ現在のような厚みのある畳ではなく、いわゆる「むしろ」だった頃から、補強と装飾を兼ねて幅の細い布や皮などを縁に縫いつけていました。
平安時代になって見分の高い人々の間で厚みのある畳が部屋に敷き詰められるようになると、へりの色や柄で身分差を表すようになり、この慣例は江戸時代まで続きました。
貴族や武家だけでなく、農村や町人の家でも畳の部屋が見られるようになったのは戦国時代。
そして明治になって広く一般庶民にも普及するようになりました。
そんな畳へりが手芸材料として知られるようになったのはごく最近のこと。
きっかけは畳へりを使った袋物をインターネットで見かけた手芸作家さんの、「畳のへりを手芸材料として手に入れることはできないかしら?」だったそうです。
畳へりの生産地として有名な倉敷市児島では、昔から女性たちが切れ端を利用して普段使うちょっとした袋物を作っていました。
そんなところから手作りの素材として注目されるようになったようです。
現在の畳へりは伝統を引き継ぎつつ、それをアレンジしたり新しい柄がデザインされたりして、その種類は数え切れません。
手芸材料として手作りファンが手に入れられるのは、そのほんの一部。
かわいい水玉模様、モノグラム調の小紋柄、アニマル柄、迷彩模様、岡山のデニム・・・。
軽くて丈夫な素材の特性を活かし様々な柄を組合わせパッチワークすると、まったく新しい貴方だけの素敵なバッグや小物、アクセサリーが生まれます。
当社を通じて畳へりの新たな世界に出会ってください。
畳へりで作る作品例
- 畳へりバッグ
- 畳へりウォレット
- 畳へりカードケース
- 畳へり小物・小物入れ
畳へりバッグが作れる材料とレシピがセットになったキットをご用意しています。
写真の作品は、下記に紹介するナカジマの畳へりバッグ関連書籍
「畳へりで作る大人のバッグと小物」に掲載しています。
商品ラインナップ
畳へり・畳へりセット
伝統柄からモダンな柄やパステルカラー、デニムや水玉にミッキー®の畳へりまで多彩な柄のへりを揃えています。また、人気のカラー5色をセットにした「ベストセレクトセット」が登場!お試しレシピも入っています。
畳へりレシピ付キット/サンプル帳
バッグや小物など、材料一式に作り方レシピがセットになったキットも各種ご用意しています。また、各種の生地を手に取ってお確かめいただけるよう、10種類前後の生地をセットにした現物の「見本帳」も、お得な価格で販売しています。
畳へりバッグ 関連書籍
畳縁で作る 大人のバッグと小物ブティック社刊
レディブティックシリーズ通巻3636号(ISBN:978-4-8347-3636-6)
1,000円(税別)
柄ものを中心に大人カワイイ作品が盛り沢山です。これまでご愛用いただいた方にも、また今回初めてという方にも、存分にお楽しみいただける内容となっています。
畳へりで作るバッグとこものブティック社刊
1,296円(税別)
過去3冊発行した中から選りすぐりの作品を収録。バッグ、小物合わせて全49点。
これらの商品に関するお問合せは(株)ナカジマまで。
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第36回日本ホビーショーに出展した際に、畳へりバッグの作り方実演の記録動画です。